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ディオラボの遮音性能の考え方は普通とちょっと違います
一般的には遮音性(防音性能)で、その防音室の優劣が決められているように見受けられます。
近隣からの苦情がない場合には演奏者には防音室は必要ありません。
しかし、苦情が来る場合は防音室を購入しなければならない。
確かに一見これが普通のことのように思われますが、ディオラボの考え方はちょっと違います。
私たちは、音楽室を使用される方の立場からこう考えます。
ディオラボの遮音の考え方
防音室を設置すれば、外からの音が入らなくなり、自分の出す音をシビアに聴くことができ、良い音色を出すことができるようになります。
微細なピアニシモを練習することで上達がとても早くなります。
そして、周囲に迷惑を掛けないことは、その副産物となります。
防音室とは演奏家を周囲から隔離するものではなく、良い演奏家を育てる「音楽室」だと考えています。
しかし、そうは言っても都会で生活しておりますと、やはりその副産物「防音レベル」についてはたいへん気になるところかと思います。
「防音」とは、まったく音が聞こえない(伝わらない)といった宇宙空間での「無音」状態や、地下室での「遮音」といった状態を想像されているのだとしたら、ぜひ下記を読み進められてみてください。
たとえば、家の中で普通に会話したり、常識的な音量でテレビを見ていて、隣家から「うるさい!」と苦情を言われることはまずありません。
つまり、防音室で楽器などを演奏し会話レベルの音量にまで減音して「隣の家の中にこちらの音が伝わらない状態」であれば
防音に成功している
といえるのではないでしょうか。
防音レベルの数値のこと
防音関係の書物やネット上で、よくDr30(40、45)などの数値の記述が見られます。
これはJIS規格で定められた防音レベルの数値でありますが、一体どれほどの防音効果があるのかわかりにくいのが本当のところではないでしょうか?
音の大きさはdb(デシベル)で表されます。
たとえば100dbの音量が、その防音室によって70dbまで減音できたとすると、その防音室の性能は
100-70=30で、Dr30
と表記されるわけです。
ちなみに、普通生活騒音は70db程度ありますので、防音室内で発生した音を70dbまでに下げれれば、防音室の外で演奏が聞こえていたとしても会話がしにくいといったことにはならないというわけです。
このように、生活騒音レベルに下げればよいという考えと、コスト面からディオラボはDr30にて設計させていただいております。
もちろん防音レベルをさらに向上させることも可能です。
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