ホテル・カリフォルニア
知らない人はいないであろうイーグルスの名曲。
曲としては普通と思う。
しかし、ギター曲としてバンドとして「これがギターを弾くバンドの曲やでー」 と、胸を張って作った曲と思う。
印象的な12弦のイントロ、静かに裏メロに絡むジョー・ウォルシュ(多分)。
いきなりリズムが変わり、曲に突入。
一番のサビでのオブリはジョー・ウォルシュ。
コードを絡めた渋いオブリ。
2番では多分ドン・フェルダー。
ピッキングハーモニクスを取り入れた芸の細かさ(これが難しい!!)。
再度12弦の伴奏でムードを変え、この曲のもうひとつの顔であるギターソロ。
フェルダーは「一世一代の名演じゃー」 と、言ったそうな。
おそらく彼が全体を仕切りまくったのではないか?
最初から最後まで作り込んだであろうギターソロ。
フレーズごとのアイデアも申し分ない。
フェルダーのソロを引き継ぎ、ノーマルに近いジョー・ウォルシュのソロ。
そしてハイライトのツインギターのハモリ。
ライブビデオでは嬉しそうに笑顔を見せながらハモリを弾く二人。
対照的にバッキングに徹する他のメンバー達。
ある意味リードギタリストのための曲なのかもしれない。
(それも優秀なリズム隊があってこそ。)
長いギターソロを聞くためだけに聞いても良いと思える曲で、ラジオでは放送時間の関係かソロが途中で切られてしまう事がしばしば。
損した気分になった事が何度かである。
おそらくギターのアンサンブルだから、これだけの魅力ある曲になったのでは、と思う。
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