防音室ディオラボ設計者の独り言

こんにちは。
防音室ディオラボの設計者の片山浩之です。

多くの防音メーカーはその防音性能をうたい文句として宣伝しています。
それに対して長く疑問を感じていました。

防音室とは音楽室なのです。
音楽室とは音楽が出来る部屋です。

当たり前なのですが、それが当たり前な状況とは思えませんでしたので、音楽室としての防音室を作る事にしました。

 

一般的には、どうやら遮音性が防音室の優劣を決めているようです。

苦情が無い環境に居る演奏者には防音室は必要ない。
また苦情が来たらだめなので、防音室を購入する。

これは間違いではないですが、順番が逆です。

 

防音室を設置すれば、外からの音が入らなくなります。
結果、自分の出す音をシビアに聞く事が出来、良い音色を出す事が出来るようになります。
微細なピアニシモを練習する事が出来るようになります。
その副産物として周囲に迷惑を掛けない事となります。

防音室とは上手い演奏家を作るものではなく、良い演奏家を作れる環境なのです。

 

様々な命題を自分に与えチャレンジしています。
今も求道中です。

このブログはそんなボクの日常思うところを書き留めておこうとするものです。