現在の住まいより、前の住まいの頃。
そこは、それまで住んでいた文化住宅より少しだけましな所だった。
文化住宅の頃、苦情を受けた事があり、エレキギターはアンプに繋がず弾いていた。
新居で前よりはマシだろうと思い、久々にアンプに繋ぎ弾いた。
いきなりボリュームをフルにしてガーンと弾いた。
快感だった。
大きな音で弾くとピッキングノイズというものもはっきりと分かり、小さなアンプといえども体験したことのない音色を味わうことが出来た。
そして当たり前のようにというか、やはりというべきか、すぐに苦情が来てしまった。
それ以来、家で弾くのはアコギが専門となった。
時たまスタジオで弾く時は、日頃のうっぷんもあり大音量。
しかもアンプ直となった。
変にエフェクターを通さず直のナチュラルディストーション。
エレキギターの醍醐味である。
しかしながら、これも良いが今から思うとこれだけでは駄目だったのである。
コロナの影響もあり自宅時間の中で時たま今はギターを弾くが、小音量でもピッキングの違いによる音色の違いは実感出来る。
右手も左手も丁寧なタッチでないと小さな音でも良い音は出ない。
なんの事はない。
昔は弾く場所の音環境が悪かったから、自分の出す音が大きな音でないと分からなかっただけなのである。
若かりし頃、自宅に防音室があって、そこで練習していたら変わっていたかもしれない。
防音室は大音量で弾ける事のみが有利な点ではない。
外からの音が入ってこないから、自分の出す音が良く分かる大きなメリットがあるのだ。
そうあるべきなのである。
あんな大音量で始終練習していたら耳がやられてしまう。
おそらく私は難聴になっていたであろう。
音楽する人にとって耳は命だ。
疲れてしまい、音が聞き辛くなるほどになったらいけない。
長時間の練習に耐えれるように良い音環境は作らせて頂く。
あとはお客様自身が適音での演奏を心がけて頂きたい。
いかにキレイなピアニシモを奏でる事が出来るかだ。
昔、ライブを体験した「ジュリアン・ブリーム」。
後で聞いた話しである。
二階席で聞いていた知り合いが「キレイな音だった」と言う。
厚生年金会館の大ホールである。
しかもPAもなしである。
良いタッチとはそんなものかもしれない。
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