自作派の方へ。ほとんどお金をかけずにできる防音対策について設計士にアイデアを聞いてみた

【手軽に簡単にできる防音対策をお探しの方へ】

自宅で楽器を練習していると、「防音室があるといいな」と思う方も多いと思います。
とはいうものの、すぐに購入できるほど防音室は安い買い物ではありません。

安価で防音室を自作出来たら、それに越したことはないと思います。

 

防音室ディオラボは音楽する人の味方になりたいと思い、価格をギリギリまで押さえています
他メーカーよりも安くしていますが、価格としては決して安い金額ではありません。

残念ながら、自分で設計して材料を用意し作るのはかなり難しいです。
ましてや、内部音響までを自作でこなすには難しく、厳しいものがあります。

熟練の専門スタッフによって設計し、工場でパネルを製作し、現場施工をおこなって、はじめて防音室が完成するのですから、当然のことです。
製品として世に出している防音室と自作防音室が同じクオリティーに出来るのなら、世の中の防音メーカーはすべて廃業ですね。

そこで今回は、少々手先が不器用でも何とか自分で出来る方法、お役に立てるかもしれない方法を、しかもほとんどお金をかけずに簡単にできる方法を述べてみます。

賃貸、持ち家に限らず、比較的に手軽に出来て、しかも簡単に原状回復出来る方法です。

前もってお断りしておきますが、これから紹介する方法は自己責任でお願いします。
当社は製品として販売しているので性能責任を持っていますが、今回の記事ではアイデアを述べるだけです。

そして、音の響きの善し悪しは少し目をつむっていただき、あくまで音漏れ対策の視点からお伝えするアイデアですので、そのあたりはご理解ください。

本物の防音室を設置する貯金が溜まるまでの対策として、少しでもお役に立てると幸いです。

 

目次

▼お金がかからない方法
▼少しだけお金がかかる方法
▼お金はかからないが手間がかかる方法
▼最後に

 

 

お金がかからない方法

窓やドアから離れる

とにかく、音を漏らしたくない方向を避けることです。

音が漏れやすい窓やドアからなるべく離れた場所で音を出す。
これが有効です。
距離が離れる事で音は小さくなります。

 

近隣の人と仲良くする

これは本当に大事です。

埼玉県で施工予定のマンションの事例です。
防音室は3階の部屋に設置するときに、2階の人に頼んで音がどの程度聞こえのるか機械を持ち込み測定させてもらいました。
その結果、必要な遮音性能を確認でき、階下の人の同意も頂けました。

正直に楽器を演奏する事を伝えて近隣の方の理解を得て、時間とルールを守ることで、お金がかからずに楽器演奏を楽しめるかもしれません。

 

家中の窓とドアを閉める

音を出す部屋だけでなく、家中すべての窓とドアを閉めます

これも当たりまえですが、窓を空けていればそこより音は漏れます。
家中、全部閉めてしまいます。
どの部屋のドアも全部閉めます。

 

音源を床に置かない

例えば、ギターでアンプを使用する場合は、床を通じて音が伝わるので、椅子やテーブルなどに置いて音源を床から離す事です。
直接音が伝わらなくなるので、床に接する楽器の場合は階下に対して有効です。

 

音をこもらせる

決して推奨はしませんが、同じ音量でも高い音よりも低い音の方が人の耳には小さく聞こえるという性質があります。

例えば布団など置いている押入れの中に入り、そこでサックスを吹いたり、ギターを弾いてみる事です。
電気スタンドなど持ち込んで、ついでにフスマも閉めてみる事です。
音質はかなり悪くなりますが、小さくなったと感じると思います。

※この方法は自分一人では確認できませんので、誰かに外で聞いてもらい確かめて下さい。

 

 

少しだけお金がかかる方法

窓やドアを強化してみましょう。
難しそうに聞こえますが、たいして難しくはありません。

 

窓はきっちりと閉めて手で触ってガタツキがないか、隙間が空いてないかをチェックです。

隙間が空いている場合はドライバーで調整です。
調整方法はネットで検索すると出てきます。

 

ドア

ドアも窓と同様にチェックです。
そして隙間の処理です。

ホームセンターやヒャッキンで手軽に手に入る隙間埋めテープをドアや窓の隙間に貼ります。
開閉しづらくなりますが、音の一番もれる窓とドアの処理が大切です。

 

 

お金はかからないが手間がかかる方法

簡易な方法よりも、少し防音室っぽいものを作ってみたいという方には、ダンボールの小部屋を作る方法がおすすめです。
この方法だと、部屋の壁からも天井からも距離を取れるので、簡易な方法で対策するより有効です。

スーパーなどで手軽で、しかも無料で手に入るダンボール。
格好悪いけど、ゴミの日でも手に入るダンボールを活用して作ります。

ガムテープと根性、根気さえあれば出来ます。
ダンボールを使って部屋を作ってみましょう。

 

作り方と使い方

ダンボールを二重にも三重にもして、巨大な箱を作ります。
相当の量のダンボールが必要ですので、たくさん用意してください。

サックスやギターなどだと、1帖から1.5帖の大きさで演奏出来るはずです。

ドアと床はありません。
箱を持ち上げて、その中に入ります。

 

設置の注意点

音源からの距離を取るという事は、壁・天井と隙間を設ける事になります。
ですので、天井からも距離を取ったサイズの箱を作って下さい。

部屋の壁に接触しないよう、距離を取って置くようにします。
隙間を作ることで壁・天井に触れて音が伝わるのを防ぐ事になります。

 

防音室も部屋の中に、もうひとつ部屋を作ります。
ダンボールではなく遮音パネルですが、理屈は同じです。

換気には充分に気をつけて下さい。
長時間こもる事は厳禁です。
あくまでも自己責任で、こもる時間も調整してください。

 

 

最後に

生きていくにはお金が要ります。
楽器を買うにもお金が要ります。
防音室の設置にもお金が要ります。

防音室ディオラボに関わるスタッフの中には楽器をたしなむメンバーもいたり、個人で防音室を所有するメンバーもいます。

お金の重さも、音楽の喜びも、楽器の素晴らしさも分かっています。

お金をかければ良いものはいくらでも出来るのです。
私たちは何とかリーズナブルで良いものを作っていきたいと思っています。

皆様が自分で出来る防音対策に限界を感じたら、どうかご相談下さい。
出来る限りの事はさせて頂きます。

 

また、楽器店様や工務店様が当社の意思に賛同頂ければ、ノウハウの全てを提供する所存です。
皆で知恵を出し合えば、防音室ディオラボは今よりももっとリーズナブルで良いものになる可能性があります。

防音堂には製作スタッフや施工スタッフがいますが、もともと防音室ディオラボは設計者の片山のDIYから生まれました。
そこにノウハウが積み重なり、現在の姿になったものです。

自作防音室を考える人々のアイデアが、新しいディオラボを作れるかもしれません。
ご意見やご希望をお知らせ頂ければ、より進化したディオラボになることは間違いありません。

ぜひ、いつでも声を掛けて下さい。

 

072-380-2755

※メール受信設定のお願い
bouondow@zeus.eonet.ne.jpよりメールでご連絡させていただきます。
必ず受信できる設定をお願いいたします。

 

 参考ページ

▼音源から距離を取ることで音の伝わりが軽減される「距離減衰」の記事はこちらから

▼楽器店様や工務店様など、事業者様へのご案内ページはこちらから

▼販売代理店(ディオラボ・フレンド)一覧のページはこちらから

 

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