「夢の防音室購入で起こった悲劇」失敗を回避するための大切な5つのポイント

 

片山浩之の「ごあいさつ」のページへリンクしています防音室ディオラボ設計者の片山浩之です。

防音室の遮音性能はあってあたりまえ。
室内の音の響きと居住性にこだわってオンリーワンの快適な防音室を設計しています。
このブログが音楽を楽しむ皆様のお役に立てば幸いです。

【防音室で起こる悲劇を回避するために大切なこと】

生きていくのはややこしい。
人と人とのコミュニケーションは難しい。

あの時、こんな事を言わなければ良かった。
こういう風に話すべきだったなど、反省点は毎日つきない。

会話は技術がものをいう。

言葉のキャッチボールである。
それを武器にする輩もいる。

トークバトルである。

話術と勢いで、いつの間にか自分の有利を形成する輩たち。
トークバトルは避けるに限る

 

身を守る処世術として、やり取りは記録する事にしている。

メールである。
書式である。

公正な第三者が存在しない限り、「言った言わない」はなんの証拠にもならない。

普段の生活の中でも、ほんの少しの事で失敗や紛争になる場合がある。
ほんの少しの過ちが、とんでもない悲劇を招く事がある。

 

防音室の世界で繰り返される悲劇 ⇒ お客さまが信じて大金を投じて、夢にまで見た防音室が失敗作に終わった悲しい出来事

そうならないための方法が、いくつかある事を書いてみようと思います。

防音室購入で悲劇は起きてはならないし、悲劇は避けられるのです。

防音室選びと、防音室メーカー選びの参考にしてもらえたら幸いです。

 

目次

▼1.仕様書の確認
▼2.体験する
▼3.図面をもらう
▼4.契約までに何度も質疑応答する
▼5.仕様の同意書を確認する
▼最後に

 

 

1.仕様書の確認

メーカーは必ず、どのような防音室を作るのか(防音室の仕様)をお客様に提出する義務があります。
そしてお客さまはきちんとした説明を受ける権利があります。

納得するまで尋ねて下さい。

専門用語で煙に巻くメーカーは避けた方が良いです。
※日本工業規格に載ってない、自社オリジナルの怪しい表記を使用しているメーカーも存在するのです。

 

 

2.体験する

口頭や書式で説明できない音の部分。
しかし一番重要な部分です。

ほしいと思っている性能の防音室の現物を見ずして、担当者の言のみを信じて購入する事は絶対に避けなければいけない事です。

「当社は日本で一番大きな楽器メーカー○○ですから大丈夫です。」などと、のたまう某有名メーカーの営業マンの言い分など信じてはいけません。

体験出来ないのであれば、そのメーカーは信用してはいけないと思います。

 

 

3.図面をもらう

確かに素人には何が書いているのか分からない、複雑怪奇なものです。
でも、トラブルがあったときには証拠になるものです。

いい加減な図面も多々あります。
いい加減かどうかは、正しい知識を持っている技術者が見れば分かります。

図面の提示は大事です。
図面は必ずもらい保管です。

 

 

4.契約までに何度も質疑応答する

しつこいくらい充分な質疑応答が大切です。
丁寧にわかりやすく説明してもらい、納得しての調印です。

※私は説明下手です。
でも、真面目に丁寧な説明は心がけています。

 

  こんな事を書きながら、つい最近悲劇があったのを思い出しました。

防音室付きの家を建てた音楽家。
まだ築数ヶ月です。

なんと道路からの車の音が聞こえる????

お客様が施工業者に救いを求めるも、担当者は「難しい」の一言で、その後返答がない。

もう一人の担当者は「建築側の外壁に原因があるかも?」の返答。
⇒ならば、家の中のどこでも始終、車の音が聞こえてうるさくてしようがないはずです。
担当者が本気でそう思うなら、建築側に尋ね原因を徹底的に究明すべきです。

 

図面が1枚しかない???(出来上がり図面1枚のみ。)

仕様書もない。

体験もしていない。

ありえないことです。

なんとか解決策を講じたい。

私からの指示で施工業者に仕様の提示を求めるが、いまだに返信がない。
使用材料の提示を求めるが、これも返信がない。
図面の提示を求めるが、返信なし。

そもそも、そのような書類は作っていなかったと思えます。

予算がないからということで、換気扇も設けず、防音ドアも設けずだったそうです。
⇒そんな事をすればどうなるかの説明もなかったそうです。

 

私がお客様宅へ伺いタッピングテストを行うと、明らかに固体伝搬音を感じられます。

数日待って電話の口頭による床の断面の報告があったそうです。

壁はどうなってる?
天井はどうなってる?

 

徐々に明らかになった悪事の正体です。
自称調律師の行った防音室もどきです。

調律師といえば、音楽する人の味方でなければならないはずです。

心が痛まないのだろうか?
良心の呵責を感じないのか?

味方であるどころか、お客様を悲劇の底に突き落とした大罪人です。
防音室もどきなど作ってはいけない。

素人のお客様を悲しませてしまった典型的な例です。

 

お客様の手元には証拠品が何もないので裁判を起こす事も出来ない。
解体して原因を見つける事も出来るが、解体して新たに防音室を作る費用もない

原因を見つけて訴えたとしても工事保険の適用などが難しい
第一工事保険に加入しているかどうかも疑わしい。

記録することは本当に大事です。

 

 

5.仕様の同意書を確認する

防音堂は仕様書、体験、図面を必ずお客様に提出します。

予算がないなら、予算内で出来る事をお客様に同意の元に行います。

そのために大枚をはたき、弁護士と相談のうえ作った書式が仕様の同意書です。

仕様の同意書には、性能から音響設定、内装に至るまでの詳細を記述しています。

お客さまに説明、同意を得て署名・捺印です。
双方、同じ書面を一通ずつです。

 

 

最後に

それでも失敗する事があるかもしれません。
お客様の満足を得られないかもしれません。

確かに、施工内容を全て伝えるのは難しいものがあります。
(一般の建築工事と違い、図面も独特のものがある図面を分かってもらうのは。)

万が一、ボタンのかけ違えがあった場合は誠実に対処します。
切腹する覚悟は持っています。
(まわりに迷惑だ…)

工事の前、工事中は胃の調子が常に悪い。
無事に引き渡しできて、ほっとするこの瞬間のために続けている。

防音室メーカー選びで一番大切なのは、確かな技術と知識があり、書式を用意している業者であるのは当然で、最後は責任者の人柄かもしれないと思います。

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