普通の部屋は正方形か長方形が多い。
壁の対抗面の壁、天井と床など音がぶつかるとその音が反射して跳ね返りを繰り返す。
(これをフラッタエコーという。)
跳ね返らないようにするには対抗面に吸音性の物を置く。
例えば服を吊るす。
カーテンでも良い。
ちょうどボールを壁に投げたと考えればわかりやすいかもしれない。
要は跳ね返った音をキャッチすれば良いのである。(図参照)
壁はまっすぐである。平らである。
その平らを平らで無くしてやれば音はまっすぐ跳ね返らない。
他方の壁は何もなし。
その正面の壁面に適当に物を置く。
ギターケースなど最適かも。
ポイント1
対抗する壁にいろいろな物を置いてみる。
跳ね返る音を跳ね返らないようにしてやる。
※注意する事は布団などの吸音性の高いものばかり置くと、今度は気持ち悪くなるので様子を見ながらやってみる。
天井は、たいてい音が反射する。
床がカーペットや畳などだと、その音を拾ってくれる。
したがって床にも物を置く。
(たいてい何か置いている場合が多いので、天井面からの跳ね返りは気にならない場合が多いが、何もない洋室だと音が響きまくるのは、このせいである。)
音には高音・中音・低音などある。
また、音には倍音なるものが含まれている。
しかも、音は目に見えない。
音はまっすぐ飛ぶとは限らない。
そして、部屋が正方形・長方形だとコーナーに音がたまる。
壁と天井、床と壁もコーナーになる。
要するに部屋の隅に物を立てかける。(図参照)
ポイント2
部屋の隅に物を置いてみる。
服でなくても良い。
音を反射させるものである。
※耳の位置を中心で考える。
立ってギターを弾いた時、座って弾いた時で違うかもしれない。
『何が自分にとって気持ちよいか』である。
そのように考えると、部屋が丸だと音はぶつかることはない。
コーナーにたまる事もない。
コンサートホールなど床と天井、壁同士が平行でないのはそういう理由がある。
実は、音をためない。
音同士がぶつからない。
それを考えた結果、出来上がったのがサウンドチューニングパネルとなる。
※手持ちの物で安く済ませるには、以上に述べた通り。
割合散らかった部屋の方が音が良い時もある。
音は深い。
防音よりもはるかに深い。
何故、防音メーカーの多くが防音性能をメインとしているのか不思議である。
防音室に防音性能があるのは当たり前だ。
そんなものを宣伝するより、音響を重視するべきではないかと私はいつも思う。
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