【日記】防音堂があえて挑戦し続ける理由とは?

【某月・某日ではなく今日は3月4日の日記でありんす。】

※いつもそうだが日記の時は文章が特におかしいです。

ふと思うんだなー、

防音堂が作る防音室はほとんどが特注が加わりオーダーメードに近い。
他社ではしない、出来ない仕様の防音室。
加えてこだわりの音響がある。

正直言って経費とまったく合わない。
しかも私の労働条件はブラックそのものである。

一度換算してみたら時給500円を遥かに切ってる!!

お客様のオーダーに答えるために死力を尽くす。
一応、私は社長だから、自分で決断出来る立場だからやっているが、ふと冷静に考えるとアホである。
オーダーに応えて出来ることはしてしまうのだ。

 

施工の前日は気になって寝れない。
施工当日に床パネルを敷き、壁パネルを立てるまで落ち着けない。

もっと楽にしようと思えば出来る。
簡単だ。
他メーカーのように定形タイプで売り出せば良いだけだ。

常にその考えは頭をよぎる。
いっそ楽な方向に、である。
意思の弱い私は楽な方向にともすれば流される。

 

しかしながら「待てよ」である。
音響の悪い、納まりの悪い、なによりお客様が喜んでくれない音楽室を作るは「待てよ」である

かくして「出来ることが多すぎる防音室」を日夜すすめるべく図面を書いている。

本当に、こんなにしんどくややこしい事はもうやめようと思いつつやってしまうのだ。
なんでやっているかというと、引き渡しの時の快感だと思う。

生活のために生きるために、この仕事をしている自分がいうのもおかしいが、『時給500円以下はそろそろ止めにしても良いかな?』なのだが、価格を上げたくない葛藤がある。

真剣に音楽する人とは真面目に真剣に接したい。
音楽する人の味方になりたいと心から思うのだ。

 

長らくこの仕事をしている。
数に直せば数百件だろう。
関西以外の他府県からもオーダーがある事を誇りに思う。

『なんでこんな仕事を受けたんだ?』といつも自問自答である。
スリルである。
施工終了時まで気が抜けない。

無事に終わった後の快感だ!!

この快感を味わいたいから仕事をしているのかもしれない。

出張時は食事が楽しみだ。
うまいメシが食えたらやる気が出る。

 

 

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